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サ高住とペット可有料老人ホーム、どう違う? ― 契約・費用・ペットとの暮らしで比べる
ペットと一緒に暮らせる高齢者向けの住まいを探し始めると、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」と「ペット可の有料老人ホーム」の両方が候補に挙がります。どちらも「ペット可」と書かれていても、契約の形や費用の考え方、ペットとの暮らし方は大きく異なります。今回は両者の違いを比較表で整理し、ご自身に合った住まいを選ぶためのポイントをご紹介します。
「ペット可」の4文字だけでは選べない理由
高齢者向けの住まいで「ペット可」と書かれていても、その中身はさまざまです。自分の愛犬・愛猫と一緒に入居できる住まいもあれば、施設で飼われている動物と入居者がふれあう形のものもあります。また、住まいそのものの制度が違えば、毎月の費用の内訳や、介護が必要になったときの暮らし方も変わってきます。まずは、制度の違いから見ていきましょう。
そもそも制度が違う ― 「住まい」と「施設」
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)
サ高住は「高齢者住まい法」に基づいて都道府県等に登録された、バリアフリー構造の賃貸住宅です。ケアの専門家による「安否確認」と「生活相談」のサービスが付いていることが登録の条件になっています。食事や介護は住宅側が提供するのではなく、必要に応じて外部の訪問介護や配食サービスなどをご自身で選んで契約するのが基本です。
有料老人ホーム
有料老人ホームは「老人福祉法」に基づく施設で、食事の提供、介護、洗濯・掃除などの家事、健康管理のいずれかのサービスを提供します。有料老人ホームは、大きく次の3つのタイプに分けられます。
- 介護付:介護保険の「特定施設」の指定を受け、施設のスタッフ等が介護サービスを提供します。介護が必要になっても住み続けやすいのが特徴です。
- 住宅型:食事などの生活サービスが付いた施設で、介護が必要になったら外部の訪問介護などを利用します。
- 健康型:食事などのサービスが付いた施設で、介護が必要になると契約を解除して退去することになります。
比較表 ― 契約・費用・暮らし方の違い
一般的な違いを表にまとめました。実際の内容は住まいごとに異なるため、目安としてご覧ください。
| 項目 | サ高住 | 有料老人ホーム |
|---|---|---|
| 位置づけ | 見守り・相談サービス付きの「住まい(賃貸住宅)」 | 食事や介護などのサービスを受ける「施設」 |
| 契約の形 | 建物賃貸借契約が基本(住まいの契約とサービスの契約は別々) | 「利用権方式」が多い(居室や共用部を利用する権利と、サービスをまとめて契約) |
| 入居時の費用 | 敷金が中心 | 入居一時金(前払金)が必要な施設が多い。0円のプランから高額なものまで幅広い |
| 毎月の費用 | 家賃・共益費・生活支援サービス費+利用した分の介護・食事などの費用 | 家賃相当額・管理費・食費などをまとめた月額利用料+介護保険の自己負担 |
| 食事 | 自炊・外食・配食サービスなどから自分で選ぶ | 施設が提供(食事の時間が決まっていることが多い) |
| 介護 | 必要な外部サービスを自分で選んで契約 | 介護付は施設が提供、住宅型は外部サービスを利用 |
| 生活の自由度 | 高い(外出・来客・生活リズムを自分で決めやすい) | 施設のルールや日課に沿った暮らしになりやすい |
| 介護が重くなったら | 外部サービスで住み続けられる場合もあるが、常時介護が必要になると住み替えが必要になることがある | 介護付なら住み続けやすい。健康型は退去が必要 |
※ 有料老人ホームの入居一時金(前払金)には、入居後一定期間内に契約が終了した場合の返還ルールや、返還に備えた保全措置が法律で定められています。返還の条件や金額の計算方法は施設ごとに異なるため、契約前に必ず書面で確認しましょう。
「ペット可」の中身は、ここを確認
制度の違いに加えて、ペットとの暮らしについては次の点を確認しておくと安心です。
誰がお世話をするのか
自分のペットを連れて入居し、自分でお世話を続ける住まいなのか。それとも、施設で飼われている動物とふれあう形なのか。「ペット可」「ペットと暮らせる」という言葉だけでは区別がつきにくいため、最初に確認したいポイントです。
種類・大きさ・頭数
犬・猫のどちらが可能か、体重や体格の上限、飼える頭数などは住まいによって大きく異なります。今のペットが条件に当てはまるかどうかを、具体的な体重や犬種で確認しましょう。
ペットに関わる費用
月々のペット共生費や、敷金・入居一時金への上乗せ、退去時の原状回復費用の考え方などを確認しておくと、入居後の「思っていたより高い」を防げます。
体調を崩したとき・もしもの時
入院などで一時的にお世話ができなくなったときに預け先があるか、万が一の際にペットを引き取ってくれる人をどう決めておくか。ペットと暮らす住まい選びでは欠かせない視点です。身元保証人による備えについては、「ペットを手放さず住み替える ― 高齢者とペットのための住まい選び」で詳しくご紹介しています。
介護が必要になったとき
介護度が上がったときに、ペットと一緒に住み続けられるのか、住み替えが必要になるのかも大切な確認事項です。将来の住み替えの可能性も含めて、入居前に話を聞いておきましょう。
どちらが向いている? タイプ別の目安
サ高住が向いている方
- 身の回りのことはおおむね自分ででき、ペットのお世話も自分で続けたい
- 食事の時間や外出など、生活のリズムを自分で決めたい
- 必要な介護や生活のサービスを、自分で選んで組み合わせたい
- 入居時にまとまった一時金を払うより、毎月の家賃の形で負担したい
有料老人ホーム(特に介護付)が向いている方
- すでに常に介護が必要、または近いうちに必要になる見込みがある
- 食事や掃除などの家事を、施設にまかせたい
- ペットのお世話も含め、施設側の手厚い支援を前提に暮らしたい
どちらが良い・悪いではなく、「今の体の状態」と「これからどう暮らしたいか」によって合う住まいは変わります。見学の際は、ペットと一緒の暮らしを具体的にイメージしながら質問してみてください。
サクラコモンズは「ペットと暮らすためのサ高住」です
サクラコモンズは、横浜市南区のサービス付き高齢者向け住宅(一般型)です。日中の安否確認と生活相談、24時間対応の緊急通報システムで日々の暮らしを見守りながら、食事や介護は必要に応じて外部のサービスを選んでご利用いただけます。
ペットは犬・猫をはじめ、原則として成熟時の体重が10kg未満の子を1住戸1頭までお迎えいただけます。トリミングサロン「いぬや」の併設や、4・5階のペット用床材、身元保証人によるもしもの時のペットの引き取りなど、ペットとの暮らしを続けるための環境を整えています。なお、常時介護が必要になった場合には、介護施設への住み替えをご相談させていただくことがあります。
「今の暮らし方とペットとの時間を、できるだけそのまま続けたい」という方は、ぜひ一度ご相談ください。